MSX500型X線検査装置は、インバーター直流式X線源を搭載、最長約1時間の連続透視が可能です、X線照射時間は積算カウンターで管理できます、1000時間の動作保証が付きます。 XYテーブルは電動式で、装置前面の窓から基板を見ながら目的のBGA位置を決めることが出来ます、位置確認はレーザーポインターで行います。 安全機能は万全です。インターロック機能により、万一X線使用中に装置の扉を開けるとX線発生器は停止します。X線照射中は装置の上部にあるX線照射ランプが点滅して知らせます。 |
レーザービーム 扉窓 |
MSX500で測定したmBGA(1.27mmピッチ)の画像サンプルです、はんだブリッジの様子が見えます、下の映像は、X線の透過力を上げて、ハンダボール内部のボイドを見たところです、映像のボイド径は0.2mm程度です。コントロールパネル
X線管電圧は、最大70Kvまで可変です、管電圧は高いほどX線は短波長となり、透過力が高まります。電流は3mA最大まで可変できます、電流が大きくなると画面は明るく映ります。 X線管は空冷式で連続1時間程度測定可能です、X線照射は必要の無いときはこまめにスイッチOFFとすることで、空冷され効率よく装置を使用することが出来ます。 右の画像は、7.0x7.0mmCSPをMSX500で測定した画像です、0.5mmピッチのハンダボールがほぼ均等に見えます。 MSX500では映像倍率約30で画像をモニター上に写します、BGAの場合、XYテーブルの移動で目的の画像を捉えます、捕らえた画像の調子を整え、静止画像に変換してエンハンス調整を行いセーブします、JPEGまたはBITMAPで保存が出来ます。 |
1.27mmピッチBGAボイド 7.0x7.0mmCSP0.5mmピッチ |
MSX500SW、または、MSX500で測定したQFP(リードピッチ0.8mm)の画像です(右上図)。 MSX500SWで約30度スイングした場合に得られる画像サンプルです(右下図)。
MSX500SWでは最大45度までX線透過角度を変化させることが出来ます、その他の仕様はMSX500と同様です。 |
QFP(0.8mmリードピッチ) 約30度スイング画像 |
MSX500/MSX500SW共通 (Lサイズ仕様本体は830Wx950Dx740H)
項目 | MSX500 | MSX500(L) | MSX500SW |
基板サイズ | 330x250mm max | 400x510mm max | 330x250 max |
XYテーブルストローク | 120Yx160Xmm | 180Yx180Xmm | 120Yx160Xmm |
XYテーブル駆動 | 電動 | ||
XYテーブルサイズ | 350x250mm | 450x550mm | 350x250mm |
リモートコントロール | オプション | 標準装備 | |
X線管電圧 | 70Kv | ||
X線管電流 | 3mA | ||
焦点サイズ | 0.8mm | ||
冷却方式 | 空冷 | ||
傾斜角度 | 0度 | 0〜45度 | |
X線漏洩線量 | 1μSv/H以下 | ||
X線防護方式 | X線防護特殊キャビネット | ||
透視拡大率 | 約25倍(モニター上映像倍率) | ||
検出器 | CCD 1/2 インチ | ||
PC | デスクトップ | ||
CPU | 2.4GHz | ||
メモリ | 256MHB | ||
ストレージ | CD-RW, FDD3.5, HDD40GB | ||
OS | Windows2000 | ||
LCD | 17インチ | ||
画像処理機能 | 画質改善 | ||
エンハンス強調 | |||
コントラスト調整 | |||
ブライト調整 | |||
電源 | AC100V 500VA | AC100V 800VA | |
本体サイズ | 630Wx740Hx755Dmm | 900Wx815Hx865Dmm | 630Wx740Hx755Dmm |
重量 | 約120Kg | 約150Kg | 約130Kg |
改良などの理由により、概観、仕様が変更される場合があります。