MS5000はホットエアー加熱方式のはんだクリーニング装置です、
基板ランドへの加熱は、トップヒータとボトムヒーターで行います、それぞれPID制御された強力なホットエアーヒーターは、すでにリワーク装置で実績のある優れた加熱機構です。
高い温度下でのランドクリーニングは、作業者の熟練に頼らず、 誰でも容易に、しかも正確で素早い作業が求められます、MS5000では、独自開発の高温樹脂製ビットがランド上を定圧で移動し、溶けたはんだを吸い取ります、基板を過熱することなく素早い作業ができますので作業者の能力差がでません。
ワークテーブル上はエアーロック機構となり、任意の位置に基板保持用冶具がロックできます、保持冶具はクリップ式と、ガイドピン式があり、その形状に合わせて、セットできます。トップヒータは、ヘッド移動ノブと連動します、右手の操作で加熱ノズルをXY方向に移動させます、移動の範囲は、あらかじめヘッド移動範囲設定ができますので、繰り返し作業にも便利です。
ガイドピン式基板保持冶具 / クリップ式基板保持冶具
トップヒーターは、
リワーク装置で実績のあるカートリッジ式エアー加熱方式です、4本のカートリッジヒーターで構成され強力で、均一な加熱が行われます。 中心部に見えるのがバキュームロッドです、吸い取ったはんだクズが、中のフイルターに溜まりますが、ヘッド全体が開くので、取り外しが容易で、フイルターの清掃や、交換が容易にできます。
トップヒーター / バキュームロッド
ボトムヒーターは、
ホットエアー加熱方式です、50mm角のノズルから、均一な加熱を行います、アンダーサポートピンは、耐熱樹脂製で、基板を優しくサポートしますので、ランドを痛めません、差し込み式で、その位置を自由に選ぶことができます。
ボトムヒーター / トップヒーターノズル
トップヒータ-はノズルの交換で加熱面積が調整できます、部品をリワークする場合には、サイズに合わせて交換します。
クリーニングの操作は右手で行います、操作レバー部全体を動かすと、連動して加熱ヘッドが動きます、加熱ヘッドを目的の位置へ移動して加熱を開始します、加熱はノズルからのホットエアーで行います、はんだが溶けたら、バキュームビットをダウンスイッチでランド上へ下ろします、バキュームレバー(赤いレバー)を引くと、はんだが吸い取られます。
加熱は温度制御されていますから、過熱することはありません、バキュームビットは特殊耐熱樹脂製で、しかも一定の圧でランド上を移動しますから、ランドを痛めることはありません、また作業者の熟練を必要としませんから、だれでも作業ができます。
ヘッド操作ノブ / 温度制御パネル
リワークの操作はクリーニングと同様ですが、バキュームビットの先端に吸着リングを取り付け、BGAやQFP等を吸着します、取り外しの場合には、加熱し、はんだが溶けたら部品を吸着してノズルを上昇させます。 取り付けの場合は、あらかじめBGAなどをランド上へマウントして加熱します、ノズルのサイズをBGAの大きさに合わせることで、容易に均一な加熱ができます。この場合はあらかじめ最適な加熱時間の設定をしておけば、自動加熱が行えます。
吸着リング / 温度センサー
2CH制御モードでは、センサー入力を設定値で自動制御します、(クローズド制御となります)
1CH制御モードでは、センサー入力側を設定値制御し、他のCHは、センサー入力測定となります。
設定値制御モードでは、センサー入力は測定値表示され、設定値で運転されます。(PID制御運転となります)
クリーニングビットの先端部は、はんだクズで汚れますので、ときどきクリーニングする必要があります、ヘッド操作部にあるクリーニングスイッチを押すことで、ヘッド部が自動的にクリーニングポジションへ移動し、先端部を自動清掃します。
ヘッドを清掃位置に移動 / バキュームビットの自動清掃
1. 円筒ノズル(16Ф) X 1
2. 角型ノズル(11□) X 1
3. バキュームビット (外形3.5 内径1.5Ф) x 1
4. バキュームパッド (6.4Ф) x 3
5. クリップ式基板保持冶具 X 4
6. ガイドピン式基板肘冶具 X 4
オプション大型XYテーブル 1.大型XYテーブル
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モニター付き外部カメラ |